メールの仕組みとDNSのMXレコードについて
ちょっと仕事で調べることがあったのでメモ。
メールサーバには2種類があって、MTA(メール転送サーバ)とMUA(メールユーザエージェント)があって、メール転送サーバはDNSが持っているMXレコードのアドレスのサーバにメールを転送する。
このメールを転送していくことをメールをリレーするといったり、メールリレーと言ったりする。この用語はSendGridなどのサービスを利用しているとエラーメッセージとして出てくるので覚えておく必要がある。
MXレコードというのは、メールサーバのアドレスのことであるが、http://example.com
とtaro@example.com
といった具合にドメイン部分( example.com
)が同じとき、同じ管理者が管理しているんだろうな、ということは予想されるが、メールサーバとウェブサーバは違うサーバになっているということがよくある。
ということでWEBサーバのアドレスとドメインの対応はAレコード、メールサーバのアドレスとドメインの対応はMXレコードとしてDNSに登録する。
メール転送サーバのプロトコルはSMTP、MUAの主なプロトコルはPOP, IMAPなので、MTAとMUAとではなく、SMTPサーバ、POPサーバとして呼ばれていることがある。
メールサービスのプロバイダは迷惑メール扱いされていないか、送ったメールが開封されていないか、エラーになるメールアドレスが多くないかといった事象をもとに迷惑メール判定を行う。
迷惑メール判定に引っかからないようにメールサービスのプロバイダにホワイトリストとして登録するなどの方法がある。